【意味不明?】映画『少年たち』感想・考察|ジャニーズワールド全開の作品を本気で考察してみる

Yuu
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こんにちは!Yuuです♪

今回は『映画 少年たち』についての感想や考察を話していきます。

ジャニーズファンの中でも混乱の声が目立つこの作品。意味不明とも言われていますが、いや、そんなわけなかろうと思ってこの作品を見てみました。
結果どう感じたかを語っていこうということです。

ちなみに、管理人は『すずめの戸締まり』きっかけで松村北斗さんを推し始めたド新規ファンです。そのため、この映画を見る前の時点で既に登場する7,8割くらいのメンバーの顔と名前は一致していました。

映画『すずめの戸締まり』に関する記事も書いていますのでよかったら。

この記事を読んでいただくと

  • 『映画 少年たち』がどんな作品か
  • 特にどんな人にオススメか
  • 観る前に注意したいポイント
  • 映画素人大学生の感想や考察

が分かるようになっているのでぜひ最後まで読んでいただけると嬉しいです!

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観たことがある方は、コメントに感想など書いていってくださいね。

作品情報

基本情報

『映画 少年たち』2019.12.4(水)Blu-ray&DVD リリース (shochiku.co.jp)
公開日2019/3/29
上映時間104分
監督本木克英
脚本石川勝己、川浪ナミヲ、高見健次
製作総指揮ジャニー喜多川

こちらの作品は、1969年に初演されたミュージカル『少年たち』の映画化
このミュージカルはジャニーズ事務所所属タレントが多数出演し、2010年からはジャニーズジュニアをメインとして2020年以外毎年上演しているそうです。

そして、劇場版では東西ジャニーズJr.総勢100人が出演!Snow ManやSixTONES、なにわ男子、Travis Japanなど現在はデビューしたメンバーも多数出演しているのでジャニーズファンは必見の作品ですね。

あらすじ

ある少年刑務所では赤房と青房の少年たちが敵対し、それを黒房の者たちが傍観していた。そこへ1人の少年が新たに入所してくる。天涯孤独な彼は、誰にも心を開こうとせずに黙々と日記をつづっていた。ある日看守長が交代し、少年たちを暴力で支配する。看守長からの壮絶な懲罰を受ける新入りの少年は、何かと自分を助けてくれる雑居房の少年と固い友情で結ばれる。やがて圧制をエスカレートさせる看守長に対抗しようと、少年たちはある計画を進める。

映画 少年たち (2019):あらすじ・キャスト・評価など作品情報|シネマトゥデイ (cinematoday.jp)
特にオススメな人
  • ジャニーズが好きな人
  • ジャニーズが好きな人
  • ジャニーズが好きな人

きっと、出演者のなかに推しがいる人はそこそこ楽しめる作品かと!

でも、正直ジャニーズが好きである程度のメンバーの顔と名前が一致していないと理解が難しいと思います(^^;)

それでも観たい!という方はこの後の注意点を念頭に置いて観るだけでもおそらくだいぶ変わってくると思うのでぜひこの後もさっと読んでくださると嬉しいです。

視聴前に注意すべきポイント

ここまで紹介してきた『映画 少年たち』。ですが、こちらかなりジャニーズワールド全開のぶっ飛んだ作品となっております。おそらくジャニーズファンの方でも置いて行かれた人は多いかと。

そのため、ここでは私が考える、見るにあたって注意すべきポイントを紹介していきます。ポイントを読んで苦手かもしれないと思った方は視聴を控えることをおすすめします😂

設定が多少おかしくても流す

まず、設定に多少無理な所があります

登場人物たちが少年刑務所に収容された理由もそれぞれ語られるんですが、「そんな理由で収容されねえよ!」ってところも少々あります。まあまあまあ、そこは飲みましょうよ、ということです。

ほかにも変なミスリードを誘うような謎のシーンがあったり、こいつは結局何をしたかったんだ?という人物がいたりします。

とにかく脚本が謎だらけだし登場人物もやたら多くてそれぞれの過去があってそれぞれの未来があって、っていう複雑な物語でもあるので、視聴するという方は覚悟していただけるといいかなと思います。楽しむべきポイントは物語ではなくジャニーズたちによるミュージカルだと思っているので!

登場人物の処理を頑張る

この作品は良くも悪くも登場人物が多すぎます

主要な囚人たちだけで赤房と青房それぞれ6人ずつ、黒房が5人と既に17人います。さらにその17人に関わる人物が多数いるので、油断していると「この人誰?」となります。

しかも囚人たちはみな同じ赤、青、黒の帽子とつなぎを着用しています。髪型や服装に個性がほとんど見られないため、ジャニーズのメンバーとして顔と名前が一致していないとキャラクターの名前とも結びつけられません。キャラクター名にしても、フルネームがわかる人物がほとんどいない上に特徴的な名前が少ないため、迷子になりやすいです。

おそらくジャニーズのメンバーの顔と名前が一致している方はキャラクター名が覚えられないだろうし、Snow ManやSixTONESのメンバーのことをほとんど知らないという方は序盤で脱落していくでしょう。

ボロクソ言いましたが、それでも観たい!という方で、しっかり物語を理解したいという方は、まず登場人物の顔と名前を一致させて、少しずつ整理しながら見ていくことをおすすめします。

また、登場人物が多すぎてそれぞれのキャラクターや過去などを深く掘り下げることはありません。登場人物の表面しか描写されていないので、感情移入をしたいという方にはおすすめできませんね。

いいですか、この作品はジャニーズのミュージカル、スクリーンの中で推しを探すことが楽しいのです。

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ミュージカルパートをとりあえず楽しむ

ミュージカルはジャニーズとしての見せ場!
歌い、踊るアイドルたちの姿を十分に楽しんでください。

…と言いたいところなのですが、このミュージカルパートにもかなり問題があるように思います。

まず、ミュージカルパートが挿入される場所が謎すぎて物語が入ってきません。何のための歌なのか自分で理由付けしないと意味が分からないようなところに挿入されます。

また、上映時間は2時間満たない割に曲数もそこそこあるんです。物語は進まないし、なんで歌っているのかわからないし、曲としてそれほど面白さがあるわけではないし、うん…。

じゃあ全然面白くないかって言ったら違うと思うんです!意味不明だけど逆にそこを笑ってやったらいいんじゃないですか?しかもそこには推しがいます。演じ、歌い、踊る推しがいます。そして、最後のミュージカルパートではジャニーズJr.総出演レベルで登場します。ちょい役でもあなたの気になるあの子がいるかも?

この作品を観て、なんかよくわからないけど楽しい!みたいな気持ちになれればこちらの勝ちなんじゃないでしょうか。

そう、なぜ僕がここに来たのか。この空が青いから。

感想・考察

ケンタ(室龍太)は死んだの?関ジュパートの考察

作品序盤から体調の悪さをずっと匂わせ続けていた黒房のケンタ(室龍太)。そして中間部では医療刑務所にいて、看守は「もう帰ってこない」と他のメンバーに言います。病院のケンタは「外でもう一回みんなと会いたかったな。」という言葉のあとに目を閉じます。

え、死んだ?
それから妙に明るい関ジュ(関西ジャニーズJr.)のミュージカルパートに突入。

と思ったら、ラストのショーの音楽とともに囚人たちのその後が続々と映し出される中になんとケンタの姿が
この展開には多くの視聴者が混乱したんじゃないかなと思います。私も初めて見たときは驚きました😥

さて、このケンタ死亡疑惑から明るい関ジュミュージカルパートまでについてを私なりに本気で考察していきます。

結論から言うと、ケンタは死んでいません。最後にしっかり登場しているのでね。

おそらくですが、体調が悪いので医療刑務所で刑期を全うしたのではないでしょうか。その意味での看守の「もう帰ってこない」というセリフにつながると思っています。ちゃんとした検査をし、体調不良の原因を特定して、その治療法が刑期と同じくらいor刑期より長いということがわかったから、あの刑務所には戻ってこなあかったのではないでしょうか。

そして、ケンタがベッドの上で目を閉じてミュージカルパートに突入するわけですが、私はあのミュージカルパートはケンタによる過去の回想だと思っています。あそこではケンタも元気そうな様子でみんな自由な印象があります。あれは黒房の人たちがまだ刑務所に入る前、仲間たちと楽しく自由に過ごしていた頃の回想と考えれば、あの妙な明るさも納得できませんか?

ケンタの「外でもう一回みんなと会いたかったな。」という言葉は、自身ではもう死を覚悟していたものとも考えられます。そのセリフのあとに目を閉じるのがすんごいミスリードをさせていますよね。あれはおそらく、寝ただけか、回想をするときに目を閉じるタイプのどちらかでしょう。

そんなこんなで一時はどうなるかと思っていたケンタですが、ちゃんと病気を治し、現在は警備員として元気に働いている様子が見てわかるので、ハッピーエンドになっているんですね。

中林は死んだ?ラストシーンの考察

こちらも物議を醸しているシーン。ショーの後、中林はホテル(元刑務所)の外にあるベンチでジュンが収容されていたころに絵をかいていたノートを読んでいました。そして急に下を向き、うなだれてノートを落とします。

え?死んだ?(2回目)
息子が駆け寄り、声をかけたあと意味深なノートの言葉「子供は大人になれるけれど、大人は決して子供には戻れない。だからこの想いを、時計を止めて…」が画面に浮かび上がって来てエンドロール。

うなだれた中林に関しては最後は泣いていたという説もあるみたいですね。

ここから私の考察を話していきますね。

まず、中林は死んだと思います。
理由は2つあります。

1つ目の理由が、体調不良系の持病があったと考えられるからです。
映画冒頭の、息子と一緒に飛行機に乗っているシーンでは、息子に大丈夫か心配されているんです。加えて、わざとらしく杖と一緒に内服薬にもフォーカスされる瞬間があります。そこからも見てわかるように、中林はこの時点で体調に心配があったのではないかと思います。

2つ目の理由は、息子の近寄り方です。
うなだれている中林に近づき声を掛けた息子の心配の仕方が、泣いていただけとは考えにくい、すごく慌てた様子だったように見えます。顔を覗き込んでいるところまで映されていましたしね。

ということで、私の中では中林はラストで死んだ、ということになっています。突然死とも言われたりしますが、薬を服用していた、息子からも心配されていたとなるとあまりにも急な死というわけではなかったのかもしれませんね。

最後のポエムの意味を考察

「子供は大人になれるけれど、大人は決して子供には戻れない。だからこの想いを、時計を止めて…」
このジャニー’sポエムの意味も深く考察したいところ。

映画を観た方の中では、ジャニーさんが「囚人=アイドル(ジャニーズ)」と重ねてこの作品を作ったのではないかという考察をしている方も見られます。では、その考えをもとに、より深く考察してみたいと思います。

もし「囚人=ジャニーズ」としてこの作品が作られているならば、私は「中林=ファン」なのかもしれないなと考えています。

中林は過去に囚人に傷つけられ、そのせいで囚人たちに対して高圧的になり、少年たちを縛り付ける人物として描かれています。
このような状況、アイドルとファンの関係でも起こっているのではないでしょうか。
例えばアイドルの熱愛。ファンは裏切られたという気持ちを持つ人が少なからずいるでしょう。そして裏切られたと感じたファンは新たなアイドルと出会います。

また、この作品では、ジュンと中林の2人の人物の死が描かれます。この死にはそれぞれ意味があると考えられるのではないでしょうか。

ジュンの死は、アイドルの引退

ジュンは囚人であり少年でした。それが、死ぬことによって大人になれない人物として描かれています。ジャニーさんにとってのジャニーズは、「アイドル=囚人」であり、かつ「アイドル=少年(子供)」なのかもしれません。囚人のままこの世を去ったジュンは、少年のままアイドル人生に区切りをつけた人と重ねられるのではないでしょうか。

中林の死は、アイドルファンの引退

中林はホテルに生まれ変わった収容所に訪れます。もうそこに少年たちの囚人としての姿はありません。全員が「大人」になり、それぞれの場所で生きていることがわかります。そう、大人になった彼らは「アイドル」でもなくなるのです。つまり、少年であるアイドルの姿がもう見られなくなったため、ファンの立場にある中林は死んだ(ファンを引退した)のです。

そして、ラストの「子供は大人になれるけれど、大人は決して子供には戻れない。だからこの想いを、時計を止めて…」。

これは大人になっていくアイドル(少年)たちに対するジャニーさんの切実な願いなのではないでしょうか。アイドルがアイドルでいられる短い時間を、ジャニーさんは止めたいと思っていたのかなと深読みしてしまいます。

が、あくまでこのよくわからない作品を本気で考察してみたかっただけの私の考えなので、あまり深く受け取らないでいただきたいです。

ジャニーズミュージカルとして楽しめる!

映画としてはひどいとの声も少なからずある作品。ただ、ジャニーズをそこそこ好きになって、メンバーがわかるようになってから観るこの作品は妙な満足感があるんですよ。

ラストのショーの場面なんか、それまでのよくわからない物語は忘れて圧巻されるまである。
もはやそこまで見てきた安っぽい設定やエフェクト、ついていけない物語は全部前振りだったのかもしれないと思ってしまいますね。

かく言う私も、ジャニーズをそれほど知らなかった頃に1回と、『すずめの戸締まり』きっかけで松村北斗さんに興味を持ってから2回と、既に3回見ているのです。

みんなの心の声
みんなの心の声
ハマってんじゃん

ここまで本当にこれだけでゴリ押ししていますが、出演者のなかに好きなメンバーがいれば本当に楽しめるんです。ミュージカルというよりはPVっぽいし、頑張ってスクリーンの中から推しを探すだけで楽しいですよ。

なんといっても物語のメインとなる赤房と青房が歌やダンスのレベルが高いSnowManとSixTONES。中間にくるまで物語がほとんど進んでいなかったくらいミュージカルパートが多いんですが、けっこうかっこいいんですよ。好きだとなんでも許せているっていう説はありますが。

「ジャニーズワールド」としか形容しがたい世界観で、魅力もある作品だと思っています。賛否はありますが、絶対に名作しか観たくない!という人以外は1度くらいは観てみてもいい作品なのではないでしょうか。

まとめ

今回は、「映画 少年たち」について、感想や考察を話していきました!

ジャニーズにあまり詳しくないという方にとっては理解が難しく、映画好きな方にとっては物足りなさを感じる作品かもしれませんが、ジャニーズ独特の世界観でファンを魅了するカルト的な魅力のある作品。全然的外れかも分かりませんが、深読みすればするほど面白い作品なのかもしれませんね。

もしこの記事を読んで「映画 少年たち」が気になった!という方は是非見てみてくださいね。既に見たことがある方は感想や考察などぜひコメントしていってください!

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